緑色のボディカラーで知られる東京無線ですが、多くのタクシーでは前後バンパーは黒色です。
東京無線に限らず、多くの法人タクシーでは、廉価グレードの車が装着する無塗装樹脂バンパーの成型色が黒で、カラードバンパーの場合もボディカラーに関係なく黒く塗装されるためです。
しかし、東京無線には1台だけ、前後バンパーまでボディと同じ緑色に塗られたタクシーがあります。タクシー好きの間では有名な車です。
クラウンセダン 東京無線1977号車(国産タクシー) 2017年6月撮影
スーパーデラックスGパッケージ。Cピラーの王冠エンブレムは撤去されています。
ネコ・パブリッシングの『はたらくクルマ タクシー・建機編』(2012年)によると、2008年式。試験塗装の名残で、見た目から「ケロヨン号」、「出演」したテレビ番組名から「グランプリカラー」という愛称があるそうです。